宮崎口蹄疫をめぐる報道について

ブログ「日本はアブナくない」において、「ようやく読売新聞がとりあげましたね」「7万頭もの殺処分が出るまでほぼ沈黙していた」との記載を発見。新聞を含めた報道機関が、何かあえて沈黙していたかのように書かれていたのを奇異に思い少し調べてみた。対象は「ようやく」とりあげたとされる読売新聞、検索サイトはグーグル。

日付が古い順に幾つかをピックアップして列記する。

「和牛3頭 口蹄疫か、宮崎県が家畜移動自粛要請」(4/19付け)
「県は家畜伝染病予防法に基づき20日、防疫対策本部を設置し、同町と隣接する日向市、川南町の畜産農家に牛や豚の移動自粛を要請した。」

「宮崎の牛1例目 口蹄疫と断定、感染経路を調査」(4/23付け)
「動物衛生研究所で遺伝子を調べたところ、ウイルスの血清型がO型と判明したため、口蹄疫だと断定した。現在韓国で感染が広がっている口蹄疫もO型で、同省は感染ルートを詳しく調べている。」

ネットで喧伝される印象と異なり、早期から農林水産省も関与している。

「宮崎の口蹄疫対策、農相が全面支援を約束」(4/28付け)
「東国原知事と27日に会談した赤松農相は全面的な支援を約束した。終了後、知事は「柔軟かつスピード感ある対応」と述べ、こうした対応に感謝した。」

「宮崎の口蹄疫、農水省疫学チームが現地調査」(4/30付け)
「県内で家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」に感染した牛が見つかった問題で、学識者らで作る農林水産省の疫学調査チームは29日、現地調査と検討会を行い、今後、情報収集とウイルス侵入の時期などを整理する方針を決めた。同日午前には山田正彦・農林水産副大臣が県庁で東国原知事と意見交換した」

「口蹄疫消毒地点を変更」(5/5付け)
「県は2日に家畜の移動制限区域(半径10キロ)と搬出制限区域(同20キロ)を新たに設けており、これに対応した措置。県が担当する県内18か所のうち、3か所を移した。」

「口蹄疫疑いによる処分、過去最悪4万4000頭に」(5/7付け)
「4月20日に隣の都農(つの)町で1例目が確認されて以降、1時間ごとに豚舎に消毒液を散布するなど万全の態勢を敷いてきたが防げなかった。従業員の男性は「飼育を再開しても出荷まで最低1年はかかる。無収入が続くと融資を受けても返済できない。このままでは町の畜産業は壊滅してしまう」
韓国に消毒液を買い占められただの国から消毒液が配布されていないだのといった主旨のコピペを見たことがあるが、どうも状況は違うようだ。

(結語)
「日本はアブナくない」ブログ主がいうほど報道されていないわけではないし、対策がなされていないわけでもない。口蹄疫の発生が都農町・川南町・えびの市に限局されており、農林水産省によれば移動制限区域内での発生にとどまっているとのことであり、現状は封じ込めに成功しているといえる。
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by doopylily | 2010-05-12 14:02


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