637兆のハンプティ・ダンプティ

ハンプティ・ダンプティが 塀の上
ハンプティ・ダンプティが おっこちた
王様の馬みんなと 王様の家来みんなでも
ハンプティを元に 戻せなかった


債券市場では株高と小沢出馬とを受けて国債が下落、長期金利の指標となる新発10年ものは1%代を回復した(日経新聞web刊)。この金利レベルについて、リスクプレミアムが低すぎるからバブルだという人もいれば(リンク)、景況や資金需要のだぶつきを考えれば妥当だという人もいる(リンク)。そのどちらが正しいのか、あるいはどちらも違うのかは判らないが、もしかしたら国債が順調に消化できているように見えて、実は薄氷を踏むが如き状況なのかもしれない。ノーチェックだったが、与謝野元財務相は、ブルームバーグのインタビューで以下のように述べている(記事):

”与謝野氏は、こうした財政事情について「数字的には国債の発行残高は発散過程に入った。コントロールが利かなくなる第一歩で、民主党はそれに対する危機感を持ってない」と述べ、政府の対応に警鐘を鳴らした。 ”
”「日本人の個人金融資産はネットで1000兆円。ネットの総額に近づいたら、金利は上がってしまう」とも指摘した。日銀の資金循環統計によると、09年9月末時点の個人金融資産約1439兆円から負債374兆円を差し引いたネットの資産は1065兆円。 ”

小沢総理誕生は、最後に載せられる藁なのか。現実を見通すのは難しいが、一度こけてしまったら政治家にも役人にも元には戻せないだろう。外国為替一つも思うようにはならないのだから。それはそれで敗戦直後の焼け野原に戻って一からやり直すチャンスなのかもしれないと逆説的に考えている人もいる(アゴラ:池田信夫記事)
”物価がオーバーシュートして数百倍のハイパーインフレになって日本経済が壊滅するリスクもありますが、今のようにゆるやかに衰退するよりましです。終戦後の焼け跡から、日本は世界史上最高の成長を実現したのです。”
[PR]
by doopylily | 2010-08-27 21:17


<< 後半戦 小鳩退場に対する市場の反応 >>