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君和田社長のジョークはつまらない

虚偽・捏造・過剰演出・やらせなどは、「たかが」テレビということで冷ややかに許されている(あるいは許されているつもり)の部分もあると思われる。この記事は、そんな電波見世物小屋一家のスピーカーが自民党から選挙に出馬するというだけの話。それなのに見世物小屋の親方が「メディアと政治の距離をどう理解するのかを考えるんだよ」って説教したそうな。なんだか自分たちのことを全うなジャーナリズムと勘違いしているかのようだが、ここは君和田社長の軽いジョークだったと思いたい。いや、しかし社内から疑問・非難の声が渦巻いているらしいのでどうもそうではないかも知れない。

それにメディアと政治の距離なんていうけど、自分たちがかつての第40回総選挙で何をしでかしたかすっかり忘れてしまったんだろうか。非自民連立政権樹立をめざして、局をあげて
非自民を目一杯応援していた(椿事件)ぐらい政治にべったりでしょうが。

*椿事件(wikipedia より)
1993年9月21日 - 民間放送連盟の「放送番組調査会」の会合の中で、テレビ朝日報道局長の椿貞良が、選挙時の局の報道姿勢に関して「小沢一郎氏のけじめをことさらに追及する必要はない。今は自民党政権の存続を絶対に阻止して、なんでもよいから反自民の連立政権を成立させる手助けになるような報道をしようではないか」「共産党に意見表明の機会を与えることは、かえってフェアネスではない」との方針で局内をまとめたという趣旨の発言を行う(以下略)。

ま、ぶっちゃけていえば局のアナウンサーに裏切られて涙目のテレビ朝日ザマァwww
って感じですね。

丸川出馬でテレ朝社長困惑「個人的感想いっぱいある」 [ 05月23日 17時15分 ]
夕刊フジ

「7月の参院選に自民党から出馬する意向を22日に正式表明した元テレビ朝日アナウンサー、丸川珠代氏(36)。この日は偶然にも、古巣・テレ朝の君和田正夫社長の定例会見が開かれたが、東大卒の才媛アナの新たな“門出”に、社長の心境は複雑なようだ。

 丸川氏の出馬意向について、「(16日に退社する)2、3日前に聞いた。知らぬはわれわればかりだったのかな」という君和田社長。「個人的感想はいっぱいある」と不快感をにじませながらも明言は避け、「新たな人生の選択について、どうこういう立場ではない」と語った。

 出馬・退社の意思を伝えてきた丸川氏には、「メディアと政治の距離をどう理解するのかを考えるんだよ」と、アドバイスとも苦言とも取れる言葉をかけたという。

 テレ朝といえば、9日放送の「報道ステーション」で、国民投票法案をめぐる自民党の葉梨康弘衆院議員の国会答弁を恣意(しい)的に編集したとして、同党の松浪健四郎副幹事長から訂正放送を求められるトラブルが発生。

 テレ朝側はいったんは「虚偽報道ではない」と反論していたが、14日放送の「報ステ」で、「(報道の)表現が不適切で、視聴者に誤った印象を与えかねないところがあった。おわびします」と謝罪したばかり。

 安倍晋三首相に「美しい国づくりを手伝ってほしい」と言われて感激し、出馬を決意したという丸川氏本人も過去には、慶応大教授(経済学)の金子勝氏との対談本「ダマされるな!」(2003年)などで、イラク問題や規制緩和を進めた小泉改革などをめぐり、“反自民”的発言をしていた。

 それだけに、テレ朝社内では「なぜ、自民党から出馬するのか?」と、疑問・非難の声が渦巻いている。

 丸川氏が広げた波紋はそれだけではない。他局の女子アナと務めていた地上デジタル推進大使の出演CMは放映中止に。社内では、後継の大使選びを急ピッチで進めている。

 21日夜には、退社前に収録参加した「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」が放送されたが、丸川氏が映っているシーンをカット。その結果、視聴者からは苦情が殺到したという。

 “丸川ショック”に加え、元社員が実名で制作費横領や社内接待などを告発する「週刊現代」などの報道にも悩むテレ朝。

 君和田社長は22日の定例会見で、一連の報道について「調査しているが、事実無根で、会社と個人の名誉を傷つけられた」とし、近く法的措置に着手する意向を示したが、安心できる日はいつ来る? 」
by doopylily | 2007-05-23 19:43 | 記事


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