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「皇帝の新しい服」

「誰もが思ってるけどとても公の場ではとても言えない事」は世の中にはたくさんある。「エコ教を振りかざして欧米が日本から金をむしろ取ろうとしてる」とか、「後期高齢者医療制度に反対しているのは貯金をたっぷり持った老人たち」とか、「後期高齢者医療制度を擁護しようとして右翼のおばさんが手垢の付いた『検査・薬漬け』で安易な医師叩きをしてる」とか、「江戸なんとかという女芸人がうっとうしい」とか、「鼻炎がひどくて鼻が詰まるとか」。最後のは関係ないか。

その「言えない事」を有名な童話の中では、怖いもの知らずの子供が大声で叫んでしまう。しかし記事中のこの日経の記者は少し頭を働かせたつもりで、匿名のメールを送りつけた。とはいえ、会社のアドレスから送るという点を鑑みればその子供とたいした違いはない。そしておそらく、その内容に賛同する市井の人々(敢えて市民とは言わず)は多いだろうということも。

日経記者が「ばか者」メール NHK訴訟巡り市民団体に Asahi.com 2008年7月5日17時5分

"…日本経済新聞社の記者が匿名で、この団体に「取材先の『期待』に報道が従うわけないだろ」「あほか」などとする電子メールを送っていたことがわかった。”

"バウネットによると、電子メールは番組改変訴訟の最高裁判決が出た翌日の6月13日、事務局のアドレスに届いた。内容は「常識を持て。ばか者」「なんであなたがたの偏向したイデオロギーを公共の電波が垂れ流さなきゃいけないんだよ。あほか」などと書かれていた。電子メールのアドレスが日経のものだったため、日経に確認した。"
by doopylily | 2008-07-05 17:28


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