リフレ・デフレ

「日銀は物価の安定が使命なんじゃないの?」 「日本はアブナくない」ブログより

>インフレ予想を形成し、実際に景気回復・インフレ方向へ向かっていく

もちろん、そのように主張している人(いわゆるリフレ派)がいるのは承知しております。中央銀行の操作により「適切な」インフレを招いて景気が回復するはずなので、それをしない日銀は怠慢である、という。WSJの声欄にも最近そのような投稿がありました(WSJ online)。しかし、エコノミスト誌の記事(Economist)でも指摘されているように、そのような一派がある一方で、そのような過度の緩和策はバブルを招き公的負債の積み上がりがある上、景気回復にはつながらないとする主張も支持を得つつあります。
私が後者を支持するのは、リフレ派の主張するところに沿う実例がないどころか、少なくともバブル崩壊後の日本を見ると逆のことが起こっているからです。

>もしそうなら、日銀総裁なんかいらないじゃないか
また、物価の安定が中央銀行の目指すところであるのは当然ですが、それと同時に「通貨の番人」でもあるはずですから、むざむざと円を毀損しにいくのが良いことだとは思いません。管理通貨制度の今、「お金に価値がある」という、いわば幻想を壊してしまうと、日銀券など綺麗に印刷された紙に過ぎませんから、とたんににっちもさっちもいかなくなるでしょう。そうなると、戦後すぐにやったような、「新円切替」などで多大なダメージを国民が被ることになります。ですから、金融の安定と円滑化までやったら、あとは景気をよくしていくのは企業なり家計なりのパフォーマンスにかかっているんだと思っています。
[PR]
by doopylily | 2010-02-19 13:30


<< ラップ対決! ケインズ vs ... 新政権になったのだから >>