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日本の個人金融資産の 54.4%は60歳以上が保有

金持ち老人は少数なので後期高齢者医療制度けしからん、と感情むき出しで噛み付いてきているようなのでデータを示す。こんなに財産抱え込んでるのに、退職後で「収入が少ない」から税制優遇しようだの、医療費を安くしようだのいった世迷い言を真に受けるのは純粋電波ちゃんか、必死に虎の子を守ろうとしている当のご老人たちぐらいのものでしょう。「小言幸兵衛」のコメント絶賛受付中!

"Financial Trends" 第一生命経済研究所 経済調査部
「…個人金融資産の54.4%を60 歳以上が保有している。また、年代の範囲を50
歳以上でみると、集中している割合は実に78.1%に達する。」 (p2)

「Easy Small World: 大前流心理経済学 貯めるな使え!」より
「普通の国なら、収入が減る高齢者になれば金融資産も減るのが常識だが、
 日本では最も多くの金融資産を保有しているのが高齢者層である。
 一人平均3500万円もの資産を抱えたまま、あの世に逝ってしまう。」

金融市場展望と投資戦略 -- 山内 一三 レポート No.102 -- 2004年9月号
「…株式バブルがピークであった1989年から2003年の14年間に個人金融資産は1001兆円から1400兆円に増加しています。その間に世代別では、世帯主が60歳以上の世帯の所有比率は38.4%から54.6%へと急速に高まり、50歳台世代の所有比率は25%で横ばい、40歳台世代の所有比率は24.3%から12.8%へ半減しています。今後数年のうちに団塊の世代が60歳に達すると、退職金も含めて70-100兆円の金融資産が60歳台世代に移るとみられ60歳以上の世代所有比率は60%を越えると見られます」 (p1)。
by doopylily | 2008-06-04 13:44


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