この場合起訴して敗れたのは体制側たる検察ですから、司法は起訴された市民の側に軍配を上げたといえる。「体制側の不可解な判決」の記事自体が意味不明です。件の医師が公務員ならまだわかるのですが、私立大学付属病院の医師ですから。医師=体制側という認識は18世紀以降の衛生思想の普及に医師が関わりだしたことに端を発しているらしいのですが、21世紀の現在においては半ばカビるんるんな発想で時代錯誤的ですね。
検察が「被害者」たる市民に代わって刑事告訴してるんだから、体制側じゃないやい!と 言い出すのかもしれません。しかしながら、日本の刑事裁判において有罪となる率は(罪状否認の有無をひっくるめて)99%といわれていますから、ほぼ100%近くの裁判官はやっぱり市民の側に立った判決を出していることになりますね。 この事件での予見可能性とか、本人の「素人でもわかる」がまったくの後付け認識に立っていることなどを無視しても件の記事は全く一方的で偏った屁理屈の上に成り立っている酷いものだと思います。コメント欄を閉鎖しているのは本人もそのことを重々承知しているからなのでしょう。 (「体制側の不可解な判決」、ここから全ては始まった) ”…また体制側に立った判決が日本の司法から下されたという印象が強い。” ”日本の司法はことごとく庶民には不利な判決を下して来た。” <割りばし事故>医師、2審も無罪 東京高裁 "検察側は「適切な治療をしなかった」として起訴したが、根本被告は無罪を主張。1審・東京地裁が「治療に過失はあったが、救命や延命の可能性は極めて低かった」と無罪を言い渡したため、検察側が控訴していた。"
by doopylily
| 2008-11-20 18:32
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